タテバを往復

出店予定の場所は、まず居酒屋さんが借り、その後、同業のネット古書店さんが借り、その後を引き継ぐ形となります。
よって機械類と紙類が入り混じっています。金属はリサイクル業者さんへ、そして紙類は近所のタテバ(立て場)へ持ち込むことになります。
タテバとは、毎度お馴染みチリ紙交換屋さんが集めた紙を持っていく場所です。タテバには新聞紙やチラシ以外にも、雑誌や古本古書も集まります。それを目当てにタテバまわりする古本屋さんも存在するくらいですので、もしかすれば「お宝本」に当たるかも?ですね。
もっとも、大きなカゴの中に、ドッサー、バッサーという擬音語がまさに相応しい勢いで投げ込みますから、その山をかき分けるのも大変でしょう。また現場の仕事の邪魔にならないよう、空いた時間に素早く探す必要もありますし、それに古本屋同士の縄張りなんかも実はあったりしますから、タテバまわりは、なかなか一筋縄ではいかないかもしれませんね。そんな訳で、私は持ち込み専門で持ち帰りはやりません。
チリ紙交換といえば、

チリ交列伝―古新聞・古雑誌、そして古本 (ちくま文庫)

チリ交列伝―古新聞・古雑誌、そして古本 (ちくま文庫)

この本をお勧めいたしますが・・・、なんと出版社品切れですね。こんな時こそ古本屋さんにてどうぞ!
(文筆:T)