「ご挨拶」と「構造主義」と「古本無料出張買い取り」のお話

はじめまして。古書店三月兎之杜 高山です。本日から日記を更新していくことになりました。宜しくお願い致します。

さて・・・、最近は自分もメタボが気になって、ダイエットに挑戦しているのですが、やぱり食べちゃいますよね(笑)。先日、学術書の買い取りに伺った東京都豊島区のお客様(”ダイエットの達人”だそうです)曰く「必要なモノだけ食べて、欲しいモノは食べないこと」だそうです。うん、なるほど。

考えてみれば、このご時世ですから、余計な消費を控えるに越したことにありません。余計な消費とは?それは自分にとって本当に「必要」なものか、あるいは単に「違い」を楽しんでいるのかを考えれば簡単?かもしれません。
例えば営業マンが時計が必要なので腕時計を1つ買った、これは「必要」なものですよね。それがセイコーカルティエ、ロレックス・・・と増えているのは、まさしく「違い」を求めた趣味となるでしょう。そして私たち自身も、実は「他人との違い」の中でしか満足出来ないとなったら?
そんな事を考えるとき次の本がお勧めです。

(覚醒のネットワーク 上田紀行著)1989年にカタツムリ社から刊行、その後講談社+α文庫(現在は絶版)にも一時おさめられました。

そして現代消費社会と「差異」を考えるには、あらためてこの一冊。1970年刊行ですが、まだまだ刺激を与えて貰えます。

消費社会の神話と構造 普及版

消費社会の神話と構造 普及版

(消費社会の神話と構造 普及版 ジャン・ボードリヤール著 紀伊国屋書店


さて、今晩はお豆腐で我慢我慢・・・。