中央公論社「世界の名著」を買取り致します&読書の方法あれこれ

読書の方法というのは、なかなか重要なテーマですね。試しにAmazonのサイトで「読書術」とキーワードで検索すると204件もヒットします。沢山読みたいけど時間がない、なるべく1回の読み込みで理解したい、という点をいかに克服するか、永遠の課題です。
折角なので私も1冊ご紹介致しましょう。お勧めするのは次の本。

・「行動派のための読書術-よりよい<知的生活>のために−」長崎出版(1980年)
・「本が面白くなる!超読書術」かんき出版(1990年)。

著者は両方とも鈴木邦男氏。この本がユニークなのは「月に30冊読む」というノルマを自らに課して「義務」としての読書を提案している点でしょう。とにかくどこでも読む。トイレでも、お風呂場でも、喫茶店でも、スキー場のリフトの上でも!
著者曰く、学生時代は本を読む時間も環境があった。しかし会社に入ればそんなヒマなんてない。だからノルマ制にしたとのこと。
私も学生時代に氏の本を読んで月30冊に挑戦したことがあります。2か月くらいは達成できたかな(笑)。やがてサラリーマンになり、通勤電車で1時間以上揺られるようになりました。最初は読書をしようと意気込んだものの、毎日残業でクタクタ、時間があれば飲み会でダラダラ、行き帰りの車内は見事に睡眠場所と化しました・・・。
本を読みたいけど時間が無い!という皆さん、是非この本を読んで、本に対する熱い思いを思い出して下さいね。私も皆さんに負けずに頑張って読まないといけませんね。
ちなみに鈴木氏はお勧めの本として中央公論社

「世界の名著」(全66巻+続15巻)

を挙げています。(当店でも買い取り歓迎致します!)。この本を読破することで自分の考え方や人生観の基礎が出来たと書かれています。私の知人の古書店の店主も、現在でも大学の新入生に「世界の名著」全巻セットをお勧めしています。

鈴木氏は他にも、筑摩書房の3つの思想シリーズ

現代日本思想大系」(全35巻)
「近代日本思想大系」(全36巻)
「戦後日本思想大系」(全16巻)

をお勧めの本としています。(こちらももちろん買い取り歓迎です!)
個人的にも、例えば「戦後日本思想大系」は当時を基準として編纂されていますので、その多少の古さは否めませんが、このようにテーマ毎に編集された思想大系の数自体多くありませんので、やはり貴重だと思います。


読書論を始めると筆が終わりませんね。
それでは今回はこの辺りで。